■冬型結露
冬に発生する結露は、日本で最も大きな被害をもたらしています。室内の水蒸気が多い場合、外気によって建材の温度が露点以下に冷されると発生します。
■夏型結露
高温多湿の外気の場合、夏場でも結露が発生します。
特にエアコンが効いた部屋や地下室、土間床は被害を受けやすく、外断熱のRC建物でも配慮が必要です。
■表面結露
壁の表面が露点温度よりも低いと、室内の水蒸気が凝結して水滴になります。壁を断熱すると表面温度が高くなるために結露は生じにくくなりますが、断熱が不十分だと表面温度が露点温度より高くならないため結露が発生することがあります。
■内部結露
各部位の構成材料中を水蒸気が、外気に向かって透過する途中で露点温度以下の層に出会うと、結露が発生します。
①表面結露を防ぐには、室内の表面温度を露点(空気中の水蒸気が水滴に変わり始める温度)よりも高くしなければなりません。
②裏打ち材が薄かったり、③厚くても断熱性能の悪い裏打ち材では表面温度が低いため結露を防止できません。
適切な断熱性能のある裏打ち材を、適切な厚みで使用する事が必要です!
■壁の温度分布モデル(冬型結露の発生図)
註)参考データとしてホンパネル2.5㎜厚の数値を記載しておりますが、ホンパネルは7㎜厚からのサイズ展開です。
■アルミ板に各種裏打ち材を使用した場合の内部結露シュミレーション
●表面結露が発生する場合を「×」、発生しない場合を「○」で表した。
●外気温は各都市の1月の最低気温(気象庁による1971~2000の平均値)、室温は20℃/50%で一定とした。
●室内側は各種裏打ち材の現わしとした時の比較例ですから、内装の種類や厚みによっては必ずしも結露が発生しない場合もあります。
●外気温は各都市の1月の最低気温(気象庁による1971~2000の平均値)、室温は20℃/50%で一定とした。
●室内側は各種裏打ち材の現わしとした時の比較例ですから、内装の種類や厚みによっては必ずしも結露が発生しない場合もあります。
■吸水による断熱性能の低下
(施工時を100とした1ヶ月後の断熱性能の比率)
【熱伝導率】熱伝導率λは、厚さ1mの板の両端に1℃の温度がある時、その板を通して、1時間に流れる熱量をいいます。(数値が低いほど断熱性能が高く、各種材料の固定の数値となります)
【熱抵抗値】熱抵抗値Rは「材料厚み÷熱伝導率」で導かれ厚みがあり、熱伝導率が小さいほど高い数値となります。
断熱材は防湿・耐水性能が
最も重要!
内部結露によって吸水した「裏打ち材」は断熱性能が低下します(左図)ので、できるだけ防湿性が高いものを選ぶ必要があります。例えば、ガラス繊維系断熱材なども、僅か12%の含水で断熱性能1/3に低下するとも言われております。
(日刊工業新聞掲載)
完全独立気泡構造でトップレベルの断熱・防露効果。 | |
水や水蒸気を寄せ付けないため、 初期の高い断熱性能を持続。 | 基材の片面に特殊粘着剤を塗布。離型紙を剥がして貼るだけ。 |
1 枚の重さが約1.2Kg (板厚10mm) 軽く、持ち運び、取付けも容易。 | |
簡単にカッターナイフ等で切断可。 指定寸法へカット加工も承ります。 |
ホンパネル®は、外壁パネル乾式改装工法に使用する
「省エネ外断熱」に最も適した断熱材です。
ホンパネル®は建築用断熱材の中でもいち早く、1993
年にノンフロン化を完了して以来、20年以上変わら
ぬ品質・性能でご愛顧頂いております。